パラマウント「クローバーフィールド」、木ノ本本部長に聞く
[文化通信.com] パラマウントピクチャーズ・ジャパン配給「クローバーフィールド/HAKAISHA」が、いよいよ明4月5日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国240スクリーン規模で公開される。“謎のアトラクションムービー”として情報露出を制限することで、かえって話題を呼ぶ形となり、今週行われた公開直前の来日イベント(昨3日付既報)を経て、盛り上がりは最高潮に達している。木ノ本尚道マーケティング本部長に聞いた。
▼宣伝の立ち上げは昨年8月4日公開「トランスフォーマー」から。「クローバーフィールド」の特報トレーラーを、「トランスフォーマー」本編フィルムにハードロックし、TOHOシネマズ六本木ヒルズなど一部の劇場で限定上映した。その特報には映画のタイトルはなく、“首のない自由の女神像”が強烈な印象を与える内容だった。
▼プロデューサーのJ・J・エイブラムスは製作に当たり、映画の中身は勿論、マーケティングで新しい試みをしたかった。情報が溢れる今の時代に、観客が能動的に探りたくなるような映画にしたいが、どうすればよいか。そこで、いわゆるバイラルマーケティングの手法を用いて、ネット上、モバイル上に映画の謎を解くヒントを点在させ、その結果として謎が謎を呼んで口コミが広まり、配給サイドからの情報は少ないながらも、作品の認知度は上がっていった。懸念していたアメリカ(1月18日公開、1月の興行新記録)からの情報流入も比較的少なく、情報の制限は想定した以上に上手くいった。マスコミ試写も行っていない。
▼J・J・エイブラムスは、「M:i:III」で監督として来日した時に発案したアイデアから本作を作っており、日本のみ“HAKAISHA”という副題を付けた。日本発の映画であることから、宣伝においても日本からの情報発信を行い、それが海外に広がっている。例えば、映画からスピンオフした日本語漫画の制作や、日本人がモンスターから逃げ惑うニュース映像がユーチューブにアップされたこと、そのニュース映像に関係する日本企業の存在など。これらが映画の謎を解くヒントとして周辺にちりばめられている。(全文は文化通信速報に掲載)


