コリン・ファレル、次回作の役作りでボスニアの虐殺現場を訪問
スレブレニツァの町を歩くコリン・ファレル
[サラエボ 6日 ロイター] 5日、アイルランド人俳優のコリン・ファレルがボスニアを訪れた。次回作でボスニア内戦(92~95年)下の戦争ジャーナリストに扮するため、その役作りの一環だという。
ファレルが最初に向かった先は、ボスニア東部の町スレブレニツァ。95年7月、セルビア人勢力によってイスラム系住人約8000人が虐殺された現場である。第2次世界大戦後のヨーロッパ最悪の残虐行為とも言われている。
犠牲者が眠る墓地を訪れた直後、ファレルは「吐き気を催した」と明かした。「わずか1日で8000人が殺された。その行為によってどれほどこの土地や空気が汚されてしまったか、それはとても口で言い表すことはできない。だけど本当に人々の痛みや苦しみが伝わってくるんだ。どうしようもなく悲しいよ」
ファレルが出演するのは、2001年にアカデミー外国語映画賞を受賞した「ノー・マンズ・ランド」のボスニア人監督、ダニス・ダノビッチによる新作「Triage」。ファレル扮する戦争カメラマンの日々の葛藤を描き出した作品になるという。アメリカ人記者スコット・アンダーソンの同名の小説の映画化で、パス・ベガやクリストファー・リーらが共演する。今月からスペインとアイルランドで撮影が行われる予定だ。


