ナイン・インチ・ネイルズやシャーラタンズも!拡がる音楽無料配布の可能性
[ニューヨーク 15日 ビルボード] 最近メジャー・レーベルを離れた2つのバンドが行ったニューアルバムのオンライン無料配布の試みは、昨年秋にレディオヘッドが導入した音楽販売の新たなビジネスモデルの可能性をさらに押し進めるものとなったようだ。
アメリカのインダストリアル・バンド、ナイン・インチ・ネイルズは、3月2日からオフィシャルサイトでアルバム「Ghosts I-IV」(36曲入りのインストゥルメンタル・アルバム)のうち9曲のフリーダウンロードを開始した。フルアルバムをダウンロードする場合は5ドルで(同サイト及びAmazon.comで販売)、CDについても2枚組を10ドル、デラックス版を75ドル、同バンドのトレント・レズナーのサイン付きウルトラ・デラックス版を300ドルで予約販売を行っている。
バンド側の発表によれば、最初の1週間で無料および有料ダウンロード、CDの予約注文をあわせて78万1000件以上の取引があり、売上は160万ドル(約1億6000万円)を超えたという。また、Amazon.comでのデジタル版の売上も初日1日で100万ドル(約1億円)に達した。
一方、イギリスのバンド、シャーラタンズはアルバム「You Cross My Path」を英ラジオ局のXFMを通して3月3日から無料配布しているが、最初の1週間で6万回のダウンロードがあったという。5月12日には同アルバムのCDが発売されるものの、現状はフリーダウンロードのみ。バンドもラジオ局も、その主目的はプロモーションにあるようだ。シャーラタンズのフロントマン、ティム・バージェスは、「これをきっかけに僕たちの音楽を聴いた人が、ライブに足を運んでくれるようになるかもしれない」と語っている。



