ミシェル・ゴンドリーとジャック・ブラックが映画の先達に捧げたコメディ
今年のサンダンス映画祭でカメラに向かって
ポーズを決めるジャック・ブラック
[ベルリン 16日 ロイター] 映画とジャズの先達に捧げられたコミカルかつノスタルジックな映画「Be Kind Rewind」は、ベルリン国際映画祭の最後を飾るのにふさわしい作品だった。
ミシェル・ゴンドリー(「エターナル・サンシャイン」)が監督、ジャック・ブラック主演の「Be Kind Rewind」は、つぶれる寸前のレンタルビデオ店を、自作自演のビデオを貸し出すことで救おうとする男たちの物語だ。いつもながらの熱演を見せるブラックが、思い込みの激しい主人公の機械工ジェリーに扮する。立ち退きを要求されているレンタルビデオ店で働く親友のマイクをモス・デフが、店主をダニー・グローバーが演じる。
仕事中になぜか体が磁気を帯びてしまったジェリー。彼が触った店のビデオの中味がすべてダメになり、急遽自分たちで過去の名作をリメイクすることになる。そうして作られた「ゴーストバスターズ」や「ドライビング・ミス・デイジー 」「キャリー」「キングコング」等の作品がやがて大評判を呼ぶというストーリー。
途中、リメイク版を処分しようとやってくる大手映画スタジオの重役(シガニー・ウィーバー)が登場する。ハリウッドの資本とスターを使った映画で当のハリウッドをあてこするあたりにフランス人のゴンドリー監督の確信犯ぶりがうかがえるが、彼はこうも語っている。「僕の中にはずっと一つの理想像がある。友だちや近所の人が集まって、自分たちで何でもいいから撮影して、次の週にはそれをみんなで笑いながら見るということ。それを伝えようとした作品だ」
「Be Kind Rewind」は2月22日から全米で公開予定。


