やはりSATCは超えられない?新ドラマ「リップスティック・ジャングル」
[ロサンゼルス 5日 ハリウッド・レポーター] 7日から始まったNBCの新ドラマ「リップスティック・ジャングル(Lipstick Jungle)」は、「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」の原作者キャンディス・ブシュネルの同名小説に基づいている。今シーズンは、SATCの遺伝子を持つドラマがもう1本ある。SATCの生みの親、ダーレン・スターが製作総指揮を務めるABCの「カシミア・マフィア(Cashmere Mafia)」がそれだ。
驚くのは、どちらの登場人物もドラマティックでスリリングな仕事に従事しているという設定なのに、それが恐ろしく平凡で退屈なものでしかないということだ。しかも、だからと言って普通の人間が共感できるようなリアルな内容になっているわけでもなく、設定はとってつけたように非現実的。
「リップスティック・ジャングル」の主人公は、映画プロデューサーのウェンディ(ブルック・シールズ)、トレンディな雑誌の編集者ニコ(キム・レイバー)、ファッションデザイナーのビクトリー(リンゼイ・プライス)という3人の女性たち。そこに謎の億万長者(アンドリュー・マッカーシー)ら男性陣が絡んでくる。
ソープオペラよりリアリティに欠け、だがセルフパロディとして笑える域には達していないこのドラマの登場人物に魅力を感じるのは難しい。しかしその責任は、俳優たちではなく脚本にあるだろう。特にブルック・シールズは好演を見せている。もちろん、楽しめる部分がないわけではないが、ドラマそもそものコンセプトが安直すぎたようだ。(バリー・ギャロン)


