マイケル・ムーア、インディペンデント映画の上映改善を求める活動を開始
トロント映画祭で自作「Captain Mike Across America」
について語るマイケル・ムーア
[ロサンゼルス 24日 ハリウッド・レポーター] ドキュメンタリーや外国映画が劇場から締め出されているアメリカ国内の状況に、ついにマイケル・ムーアが怒りの声を上げた。
「今年の目標は、シネコンのトップ連中と話し合って、各館少なくとも1スクリーンはドキュメンタリーと外国映画専門にしてもらうことだ」とムーア監督は語る。すでに他のドキュメンタリー作家たちにも協力を要請しているという。
何と言っても先日アカデミー賞にノミネートされたばかりの「シッコ」を始め、「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」「ロジャー&ミー」といった、歴代トップクラスの収益を上げてきたドキュメンタリー映画を作ったムーア監督のこと。その影響力を最大限に利用するつもりらしい。「そう、僕がやらないで誰がやるんだ?」
今回の活動のきっかけは、口コミが広がる前に公開を打ち切られることの多いインディペンデント映画の興行収入が落ち込んでいることにある。「人々はドキュメンタリーを見たいと思っているのに、興行側の意識とのあいだにズレがあるんだ」とムーア監督は語る。「何も慈善を施せと言っているわけではない。たとえば15スクリーンのシネコンのうち6スクリーンで『ハリー・ポッター』の新作を上映しているとしたら、その6番目の1日当たりの売上なんてヘタしたら300ドルぐらいのもの。それをドキュメンタリー専門館にしたらどうかという話だ」
ムーア監督はまた、パブリシストやマーケティング担当者とも話し、今回のキャンペーンの全国レベルでの宣伝を考えている。インディペンデント映画を「アートハウス」の括りから解放し、アメリカ中部などでも公開される状態に持っていきたいという。


