ポランスキー監督のセックス・スキャンダルがドキュメンタリー映画に
ロマン・ポランスキー。08年サンダンス映画祭で
配布された資料より
[ユタ州パークシティ 21日 ロイター] ロマン・ポランスキーが13歳の少女と性的関係を持ったとして有罪判決を受け、アメリカから逃亡して30年。事件をあらためて取り上げたドキュメンタリー映画「Roman Polanski: Wanted and Desired」が上映され、サンダンス映画祭は騒然となっている。ワインスタイン・カンパニーが高額で世界配給権を取得したことも話題だ。
監督のマリーナ・ゼノビッチは、ポランスキーを擁護しようとしたわけではないという。だが、事件当時の不透明な司法のあり方と過剰な報道を検証した本作によって、アメリカ人のポランスキーに対する見方は変わるかもしれない。
ポランスキーは、その後フランスで新たな人生を築いている。映画監督としても、「戦場のピアニスト」で当のアメリカから2003年度のアカデミー賞監督賞という最高の栄誉を与えられている。それでも、事件以降は一度もアメリカの地を踏んでおらず、またその汚名もそそがれていない。
「Roman Polanski: Wanted and Desired」は、ポランスキーが「ローズマリーの赤ちゃん」他の作品でハリウッドの寵児となったものの、その後妻のシャロン・テートを惨殺されるという悲劇に見舞われた、60~70年代というグラマラスだがぼんやりとした時代の雰囲気を当時の映像を駆使して構成していく。
ポランスキー本人は、自己宣伝だと思われたくないという理由で取材を辞退したというが、彼の弁護士、被害者の女性と弁護士、裁判に関わった人々、映画関係者らへのインタビューを通して事件に新たな光が当てられようとしている。


