ダイアン・キートンの「不適切な発言」に、米連邦通信委員会の対応は?
ロサンゼルスで行われた「Mad Money」の
プレミアに出席したダイアン・キートン
[ワシントン 16日 ハリウッド・レポーター] 米国内の電気通信事業の規制・管理を司る米連邦通信委員会(FCC)は、15日朝の情報番組「グッドモーニング・アメリカ」で、女優のダイアン・キートンが口にした“Fワード”を放送したABCに対して何らかの措置を取るのは難しいだろうと明かした。
問題となったのは、新作映画「Mad Money」の宣伝のため同番組に出演したキートンが、司会のダイアン・ソイヤーの美貌を褒めちぎったあとに放った言葉。キートンは、もし自分もソイヤーのように美しい唇の持ち主だったら、「fucking personality(個性なんて面倒くさいもの)」に磨きをかけようとは思わず、とっくに結婚できていただろうと発言したのだ。
キートンは即座に謝罪し、ソイヤーは「そんなことを言う子はお母さんが口を石鹸で洗いますよ」と冗談めかしてその場をとりつくろった。だが同番組は東海岸では生放送中だったため、Fワードはそのまま電波に乗せられた。
現在FCCは番組内の“わいせつ発言”に対して放送各局に罰金を課し、特に2004年以降は、前年のゴールデン・グローブ賞授賞式でU2のボノが発したFワードが生中継で流れたのをきっかけに、規制を強化する傾向にあった。
ところが昨年6月、ニューヨークの連邦控訴裁判所は、FCCの罰金規定には正当な根拠がないという判決を下した。これに対してブッシュ政権はすぐさま最高裁に上訴し、今後の審理が注目されている。いずれにしても、そうした流れを受けて、今回のキートンの一件への対応に関してFCC側も困惑を隠せないといったところのようだ。



