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「最後のジェダイ」カイロ・レン、ダース・ベイダーとの共通点&決定的な違いとは

 
新旧シリーズの悪役を比較!
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[映画.com ニュース] 大人気SFシリーズ最新作「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(公開中)に登場するカイロ・レン(アダム・ドライバー)は、メガホンをとったライアン・ジョンソン監督にとって「一番興奮したキャラクターだったんだ」と明かすほど、相当思い入れのあるキャラクターだ。同シリーズで不動の人気を誇るダース・ベイダーの孫であるカイロ・レン。ともにダークサイドへ身を落としながらも、圧倒的な存在感を放つ2人には、共通する魅力、そして決定的な違いがあった。

崇拝するダース・ベイダーの意志を継ぎ、ファースト・オーダーを率いるカイロ・レンは「スター・ウォーズ フォースの覚醒」から始まった新たな3部作の主要登場人物だ。「フォースの覚醒」の冒頭では、村を焼き払い、村人たちを皆殺しにするなど、自らに逆らう者は容赦なく殺してしまうダース・ベイダーと共通する冷徹な一面をのぞかせていた。妥協せず冷酷な振る舞いを貫く両者だが、ジョンソン監督はある違いを指摘する。

「オリジナル3部作ではダース・ベイダーが素晴らしい悪役として描かれた。ダース・ベイダーはモンスターであり、恐ろしい父親。ルーク(・スカイウォーカー)が大人へ成長するストーリーにおいて、彼はルークの変化を導く存在だったんだ」と分析したジョンソン監督。「一方、カイロ・レンは彼自身が思春期から大人へ変化する姿が描かれる。思春期特有の怒りを体現していて、両親(レイアとハン・ソロ)を拒絶し、そこから離れたいと思っているんだ」と説明すると、同キャラクターを演じたドライバーも「カイロ・レンは、旧3部作で描かれたダース・ベイダーの完璧な悪役のイメージとは対照的なんだ」と補足している。

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」では、まだ成長過程にあり完全な悪になりきれていないカイロ・レンが、ダース・ベイダーのようにダークサイドの道を突き進むことになるのか、はたまたライトサイドへと転身するのかという点が、ひとつの見どころとなる。「僕が好きな悪役は、人々が誰でも共感できる人物だ。本作ではレイと同じくらいカイロ・レンにも共感できると思う。レイとカイロ・レンはお互いに影響を与え、競い合い、全体を半々に分かつ存在なんだ」(ジョンソン監督)、「本作でさらにカイロ・レンは自身の発想をどんどん凝り固めていく。まるで宗教熱のようにね。他の人から見たら悪に見えるようなことでも、自分が正しいことを行なっていると確信していくんだ」(ドライバー)という発言が、新世代の悪役に衝撃的な変化が訪れることを示唆している。