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石井岳龍監督「狂い咲きサンダーロード」の完全復活プロジェクトが始動

 
石井監督が22歳で発表したインディペンデント映画

[映画.com ニュース]最新作「蜜のあわれ」が公開中の石井岳龍(石井聰亙)監督が、日本大学藝術学部映画学科在籍時、22歳の若さで卒業制作として発表したインディペンデント映画「狂い咲きサンダーロード」(80)の完全復活プロジェクトが、5月19日から始動することになった。

日本が世界に誇る近未来バイオレンス映画で、今なお伝説として語り継がれ各界に影響を与え続けている本作。撮影当時のオリジナル16ミリネガフィルムは、長らく紛失したとされてきたが昨夏、奇跡的にある倉庫から再発見された。この素材は、現在視聴可能な画質を遥かに上回るものだったが、同時に経年の傷や埃による汚れも数多く見受けられた。そこで、石井監督は撮影監督である笠松則通とともに1コマずつ丹念に精査し、最新技術を用いて修正を加え、ハイクオリティな「狂い咲きサンダーロード」を復活し、ブルーレイ化することを決意した。

だが、作業には通常の行程より多くの技術と費用がかかるため、クラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で5月19日から“完全復活プロジェクト”の支援金を募る。支援者には金額に応じて、ブルーレイ先行入手権や伝説の原型師・寒河江弘が手掛けるオリジナルフィギュアなど、様々な限定特典を用意している。

クラウドファンディング特設サイトのオープンとともに、同夜には渋谷のライブストリーミングスタジオ、DOMMUNE STUDIOで決起集会「やってやろうじゃナイト!」を開催。出演者は石井監督、笠松カメラマン、映画監督の緒方明といった本作製作陣に加え、特別ゲストとして本作の大ファンを自認する脚本家・宮藤官九郎、人気パンクバンド、ニューロティカのボーカルを務めるあっちゃんが登場。オリジナルのネガが発見された経緯、フィルム修復の苦労話などを披露し、クラウドファンディング特設サイトの除幕式ほか、ゲストによるスペシャルトークも行われる。