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“不食”榎木孝明は打ち上げでも初志貫徹 長編初主演・桐島ココは最敬礼

 
東京、鹿児島、仙台で舞台挨拶&トークイベント

[映画.com ニュース] 看護の道を志す学生たちを題材にした映画「スクール・オブ・ナーシング」が3月19日、東京・池袋シネマ・ロサ2で封切られ、長編初主演を飾った桐島ココをはじめ、共演の大和田健介、佐伯日菜子、木村知幸、真柴幸平、山田太一、メガホンをとった足立内仁章監督が舞台挨拶に出席した。

医師・看護師不足が叫ばれ、医療を取り巻く環境が大きく変化している日本社会を背景に、性別も年齢も境遇も異なる人々が看護師になるため演習に励む姿を描いた。2015年に30日間におよぶ“不食”の風景を公表した榎木孝明が、死期を悟った患者・古村明役で出演している。

今作の撮影は約2年前に行われたが、榎木はその時期も短期間の不食を行っていたという。足立内監督は「この作品に入る前の7~10日くらいは食べていないそうです」「それが調子いいみたいですね」と説明。続けてクランクアップ後の打ち上げに触れ、「(友情出演の)吹石一恵さんや皆といらっしゃるんですけど、『僕は大丈夫です』と言って食べていなかったです」と語った。

そんな大先輩・榎木の姿勢に、古村の看護を担当する木津川あかね役の桐島も、大きな影響を受けた様子。「ほとんどロケ弁も召し上がっていなくて、(自分は)申し訳なくて食べづらかったですね」と明かしながらも、「演技もすごいのに、そういうところにも気を使っている俳優さんは、榎木さん以外に聞いたことがない。(映画出演)2作目でこんな先輩と共演できて、とても光栄です」としみじみと振り返った。

一方で、佐伯は「今、鹿児島では榎木さん、愛華みれさん、仙台では原案の山崎かおる先生がトークイベントをやっています」と話し、「この映画のテーマである『気持ちをつなぐ』ということが、仙台、東京、鹿児島でつながっている感じがとても良いなと思っています」とニッコリ。看護師の所作に苦労したと吐露したが、足立内監督から「看護協会の方からも、ちゃんと出来ていたと合格を頂いた」と太鼓判を押されると、「タオルの使い方など、山崎先生に教えていただきました。自分不器用ですから、『上手よ』と励まされながらやっていました」と照れ笑いを浮かべた。