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「僕のピアノコンチェルト」主演の“神童”が日本コンサートデビュー!

 
(左から)トークショー司会の竹下景子、
テオ・ゲオルギュー、フレディ・M・ムーラー監督

[映画.com ニュース] ヨーロッパで注目を集める天才ピアニスト少年が、華麗なる日本コンサートデビューを飾った。8月30日、天才ピアニスト少年の苦悩と成長を描いた「僕のピアノコンチェルト」(11月公開)に主演する“神童”テオ・ゲオルギューが初来日。東京・紀尾井ホールで映画公開記念コンサートを開いた。

92年スイス生まれで現在15歳のテオは、04年に早くもコンサートデビューを果たし、同年のフランツ・リスト国際コンクールなどで優勝。現在はロンドンの名門音楽学校パーセル・スクールに在籍中という生粋の天才ピアニスト。今回は本作の監督フレディ・M・ムーラーとともに来日し、竹下景子を司会にマスコミ向けの会見と、観客を前に演奏前のトークショーを行った。

撮影時は12歳で、現在は劇中よりも面立ちが細くなり、少年から青年へと成長しつつある印象のテオは、「小さいときから音楽をやっていて暗譜に慣れているから、セリフを覚えるのも同じだった」と天才らしくサラリと言ってのける一方、「撮影はとても楽しかった。(祖父役の)ブルーノ・ガンツさんがとても温かい人で、困ったときによく助けてくれた。彼なしには演じきることはできなかった」と演技については謙虚な発言。ムーラー監督は「天才少年の物語を書いたが、実際にそんな子供が存在しなければ映画化するつもりはなかった」と、テオ少年なくして本作はあり得なかったと話したが、当のテオは「将来は世界中で演奏活動を出来るようなピアニストになりたい」と語り、“神童”の俳優活動は本作が最初で最後になる可能性を示唆した。

コンサートの第1部ではテオのピアノソロで、ショパンの「舟歌」嬰ヘ長調、スカルラッティの「ソナタ」ホ短調、リストのパガニーニ大練習曲集第3番「ラ・カンパネッラ」と名曲を次々と披露し、第2部では東京ニューシティ管弦楽団との協演で、ベートーベンの「ピアノ協奏曲」第3番ハ単調を演奏。万雷の拍手に迎えられたアンコールではショパンの「ノクターン」へ長調、シューマンの「トロイメライ」を再びソロで演奏し、初の来日コンサートを成功させた。